知財戦略

技術競争がますます激しくなっている時代においては、知財の活用が企業の競争力を高める手段として極めて有効です。反対に知財の取り扱いを誤ると、技術の差別化が激しくなし、類似商品の氾濫や価格競争に悩まされることになります。知財を戦略的に活用することは、研究開発型ベンチャーや技術志向のメーカーにとって、極めて優先度の高い経営課題といえます。HVCグループは、シーズの評価、マイルストーンの設定、シーズのポジショニングマップの作成等の支援を行ない、優れたシーズの事業化の支援を行なっています。
HVCインキュベーションモデル

実際の起業前に、研究・技術の評価、具体的な起業のシミュレーション、テクノロジープランの策定、商業化戦略の決定、ビジネスプランの作成を行なった上で、起業につなげることで、事業化リスク等を軽減し、成功率を高めます。
ブリッジ役の大学発ベンチャー

「科学」を「製品」に、「研究室」から「ビジネス」へ、このブリッジ役を担うのが大学発ベンチャーの役割です。
ブリッジ役のベンチャー企業にとって最も重要なことは、基盤となる技術を独占的に使用できる権利(知的財産権)です。この権利化と知財戦略が不十分な場合、優れた研究シーズ、技術シーズがビジネスとして展開することができなくなります。
取り組み実績
HVCグループは、開発初期段階にある優れたシーズをテクノロジー系ベンチャー企業に注目し、投資を行なうとともに、知財戦略の策定ならびに開発を応援、またバイオベンチャーに対しては製薬企業等とのパートナリングを支援してきました。
Tacere Theraputics,Inc・スタンフォード大学のsiRNA等のシーズを基に設立されたAVOCEL社(米国)がBenitec社(オーストラリア)に買収された。
・その後2006年、創薬部門がスピンアウトし、Tacere Theraputics社を設立。
・HVCは、設立時のリードVCで、Benitec社の持つライセンスを同社に
移管させた。
・2008年にsiRNA C型肝炎治療薬候補化合物であるTT-003の開発、
商業化に関する共同研究ならびにライセンス契約をファイザー社と締結。
ジーンテクノサイエンス・同社は、北海道大学遺伝子病制御研究所の創薬シーズの開発を目的としたベンチャー企業であり、HVCがリードVC。
・抗ヒトα9インテグリン抗体の開発および製造・販売権に関するライセンス契約を科研製薬(株)と締結(2007年7月)。
フレイン・エナジー・同社は、(株)電制の新規事業(水素関連)をカーブアウトし、北海道大学(触媒化学)教授の知財プール会社と合併し、現社名に社名変更。
・HVCは、カーブアウト、知財プール会社との合併に関わり、新規スタート時に出資。
免疫生物研究所・HVC投資先の免疫生物研究所が、北海道大学遺伝子病制御研究所のシーズ(抗体)を開発。HVCがリードVC。
・抗オステオポンチン抗体を臨床入り前の段階で開発および製造・販売権に関するライセンス契約をアステラス製薬(株)と締結(2006年3月)